CMS 基礎知識

CMS とは?

CMSとは Contents Manegemant Systemの頭文字をとったもので、日本語では コンテンツマネジメントシステム または コンテンツ管理システム と訳すのが一般的です。文字通りホームページ上の記事や画像等の情報 「コンテンツ(=ウェブコンテンツ)」 を管理するシステム及びそれを実現するソフトウェアのことであり、広義ではその仕組みや考え方を差す場合もあります。兄貴分とも表現できる Document Manegement System (文章管理システム) をインターネット上で応用したものと考えるとよりイメージが浮かびやすいかも知れません。従来 CMS は、新聞社や出版社など大量の情報を扱う一部の大企業及び大規模団体に億単位あるいは数千万円以上といわれる程の費用で導入されていました。しかしながら、インターネット技術の発展に伴い、低価格で簡易的に利用できるものも現れて、より広範囲な分野や場所で CMS が利用されるに至っています。

CMS構築のメリットについて

CMSは、従来の HTML ファイルの編集によるホームページ運用メンテナンスを効率化します。コンテンツとデザインを分離することで、掲載コンテンツを更新する負担を減らし、複数担当者での協業作業も可能になります。また今日では、グループウェア(組織内での情報共有)やワークフロー(電子化された承認機能)など便利な機能を提供できるものもございます。また CMSでは標準状態で文章入力にリッチテキスト・エディタの利用ができるため、ワープロソフトとまではいきませんが、若干の専門的な知識を必要とする HTML 言語 (Hyper Text MarkUp Language )よりは簡単に文章を入力できます。その詳細の機能につきましてはCMSやその構築ポリシーや設計で異なりますが、、担当者様がご自身でコンテンツ記事を更新することも可能です。

1.効率的なコンテンツ管理による運用コストの削減

ページ毎に変化の少ないデザイン部分と、更新の多い文章コンテンツ部分を分離することで、担当者が掲載コンテンツを更新する負担を軽減します。それは同時にホームページ更新の運用管理コスト削減につながり、ウェブサイトの規模が大きい程あるいは更新頻度が高い程、その効果は大きくなります。また複数人での運用を配慮する場合、管理者・編集者などユーザ毎にアクセス権を設定できるため、複数ユーザで作業の効率化を図りつつ、掲載コンテンツが予期せず変更されるリスクを減らすことも可能になります。

2.SEO対策(検索エンジン対策)に効果的

SEO とは、Search Engine Optimizationの省略したものであり、日本語では検索エンジン最適化と訳されることが多い様子です。具体的には、Google や Yahoo! などの検索エンジンで検索した結果、その上位に目的のウェブサイトが掲載されるような対策や工夫を差します。利用するソフトウェアにも依存しますが、ブログ制作やCMS構築によるサイトは更新時にアプデートされる出力ファイルが多いと同時に、SEO(検索エンジン)対策に有利な仕組みを数多く取り込んでおります。

3.マルチデバイスへの対応

コンテンツやサービス、ソフトウェアが様々な種類の機器(デバイス)から等しく利用できることをマルチデバイス対応といいます。